デザインも分析と読解力が必要です

10月は消費税増税の時期です

とあるクライアント様より消費税増税に関する案内ビラの制作をご依頼いただきました。内容は新聞の少しの資料とこんな情報を載せたいと記入された箇条書きの文章でした。8月現在、情報はまだまだ決定とは案内されない事ばかり。消費税軽減税率の内容も、発表された時点で「これは必ず混乱するしグレーゾーン狙う人が多く出る」と思っていました。本当に細かい現実まで知って決めた事なのでしょうか・・・?

内容を把握し表現する(言われたまま入れない)

ともあれ、新聞に線を入れた事を入れるだけでは素人満開です。まずは読んでみます・・・。ん?この記事、ちゃんと書かれていない気がする。文章内で同じことが重複したり、いっぱい削れる言葉が多い。読んでも意味がさっぱりわからない。さて・・ググりながら勉強スタートです。

消費税軽減税率制度について

食べ歩き8% 店管理テーブル10% の消費税率。国税庁が表にしています。これは8%ですよ。これは10%ですよ。びっくする内容がいっぱいです。本みりんは10%、みりん風調味料は8%、宅配は8%、おもちゃ付菓子1万以上は10%などなど…。不思議な内容ですが、しっかりと理解しながらイラストを加えてデザインに落とし込んでいきます。注意点は【誤解を生まないデザイン】にする事です。

総額表示方式の概要と特例

はい、こちらは消費税がスタートした時に某ショッピングモールで苦労したので、大体は理解出来ます。来年の4月以降は【総額表示】にピントを合わせていくようです。8%なのか10%なのか、会計時に必ずわかるように記します。今回の軽減税率でのポイントは、店内と食べ歩きの消費税額を、事業者側の税抜価格部分の調整で、一律の消費税額に出来るようです。店内と食べ歩きの差の2%を店内で販売する税抜価格自体を下げ、総額が一律にする事が可能のようです。これはちゃんと理解している事業者様は使うんじゃないかな?

キャッシュレス還元に上限を決める

ポイント還元を利用しての転売を防ぐ対策ですね。こちらは国が決めたのでなく、カード会社が共同で決めたようです。そんな事ってあるの??カード会社怒ってるでしょうね、きっと。注意点はカード1枚当たりに上限が決められます。カード100枚使えば月のポイント還元×100枚となります。大丈夫かな…。

デザインは絵だけじゃない。読みやすさもデザイン。

ここでタイトル通りのお話。デザインはビジュアルを作るのはもちろんですが、内容を把握し、何が一番伝えたい事なのか? なぜ伝えたい事なのか? 結果どうなるのか? を文字の大きさや装飾、色を加えてデザインします。文字ばっかりでチカチカするならイラストでアクセントを加えます。深呼吸と一緒で、一息入れたい場所には白バ(白紙のスペース)を入れます。覚えておいてほしいのですが、白バが上手な人はデザイン上手です。真っ白の紙に【私】と一文字、入れてみてください。結構おもしろい結果になりますよ。

何かを伝えたいなら広告デザイン会社へ

今回は消費税増税の例えをお話ししましたが、何かを伝えたいのを目的にデザイン発注したいなら、ちょっとキレイな絵が出来ます〜かわいいの作れる〜じゃダメなんです。何を伝えたいのかを解りやすく表現する。さらに文章は最小限に削る。説明するのに話すようにダラダラ書いてはダメです。要らない文字は削る。これが一番です。あ、ブログは別ですよ。ダラダラ書いて自分らしさをわざと入れています(笑)

広告を発注しているお仕事をされている方は一度、大雑把に内容発注してみてください。それをうまくまとめてくるか、どうかで何かが見えてくるかも?です。え?偉そうに言って出来るのか!って? それは発注してみてからの楽しみと言う事で…逃げておきます。はい。