コロナが与えた娘への影響

今日、うちの子はバレエの練習日でした。
うちは裕福でもないけど、バレエに興味を持った娘に、なんとか習い事をと思って習わせていました。娘も楽しそうに踊っていました。家族、親戚もその笑顔を楽しみにしていました。

バレエは定期的に発表会を開催して
それに向かって練習していました。

本来ならコロナの始まってしまった時期に
本来なら発表会を控えていました。
毎週、毎週、発表会に向けて練習していました。
本当に頑張って。頑張って。

そんな時にコロナ。

発表会は当然に延期に。
とりあえず国の発表の通りに5月半ばまで。
それでもと
延期された発表会まで
練習。練習。

そんな時にコロナ緊急事態宣言。

そして発表会はさらに延期に。

やっとレッスンが再開され
練習。練習。
今日も練習日でした。

そんな今日、
[行きたくない]

[もう無理。無理やもん。
我慢できない。
我慢出来ないから行きたくない。]

娘からの声でした。
私は練習がめんどくさいから?
ゲームがしたいからやろ?
声を張り上げて怒りました。
それではいけないと思いながら
苛立つ気持ちを抑えながら
なんで?なんで今更無理とか言うの?
何度も、何度も問い詰めてしまいました。
まるで娘が悪いかのように。

娘は泣きながら悲痛の声を出しました。

[だって発表会が延期、延期って練習ばっかり出来ない]

ぐさっと来ました。
一度決めた目標に向けて練習を重ねた娘から
コロナは目標をどんどん遠ざけていたのです。

発表会を目指して頑張って来た。
好きだから楽しいからのバレエ。

目の前の目標はコロナによって
どんどん遠くにされていたのです。
見えなくなる距離じゃなく
見える距離で。じわじわと。

ごめんね。そうやんな?
十分頑張って来たよな。知ってる。
もうすぐ、もうすぐと思い、きっと自分にムチを打ちながら頑張って来たんやな。
それをめんとくさいとか言って
叱りつけた事ごめんなさい。

子供は大人ほどすぐに文句いったり
逃げ道を見つけられない。
心の中で葛藤し、大人の背中を見て我慢したり。
パパそこまで話を聞いてあげられなかったね。
本当にごめんなさい。

大人ほど遠くに目標持てない子供を
理解してない自分に腹立つより幻滅しました。
まだまだ解ってあげれていない。

ありがとう。
パパはあなたの本当の声が少し聞けてよかった。
これからもっと話してもらえるパパなります。
もう少し、もっと少し。
だから話そうねいっぱい。